ナンバ一番(旧丸萬本家料理店)



(1999.4撮影)

この建物は、道頓堀のかに道楽の向かい側にあったビルで、1929(昭和4)年の完成時は食堂として使われ、 戦後に料亭の丸萬本家料理店として利用されていました。
その後、1958(昭和33)年頃から大阪を代表する音楽喫茶「ナンバ一番」が営業し、 クレージーキャッツ、ブルーコメッツ、ファニーズ(ザ・タイガースの前身)時代の沢田研二さん、和田アキ子さんなどの多くのグループサウンズ、ニューミュージックのミュージシャンが、 ここで歌い、浜村淳さんがステージの司会を務めていたそうです。
その後、1969(昭和44)年秋に閉店し、その後は1階のみにテナントが入居していましたが、 老朽化により大阪市より危険個所の改善処理命令が出されたことから、2000年頃に解体されました。 (参考:毎日新聞大阪版2000年1月7日夕刊1面記事)

  
名称ナンバ一番(旧丸萬本家料理店)
設計者錢高組
建築年昭和4(1929)年
構造鉄筋コンクリート造3階地下1階
所在地大阪市南区道頓堀
(現:大阪市中央区道頓堀1丁目8)
備考近代大阪の建築No.617


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