大同生命ビル



(1980年頃・富川コレクションより)

この建物は、20世紀初頭から流行したアメリカンゴシック様式のビルで、技術や資材にはアメリカ製が多く使用されていました。
(テラコッタ:アトランチック・テラコッタ/鋼製建具・造作:ダール・ストローム・メタリック・ドアー/衛生器具:ヘーンズ・ショーンス・エンド・カドベリー/ステンドグラス:ヘンダーソン・ブラザーズ/建物金具:サーゼント/メールシュート:カットラ・メール・シュート など)
現在は、この建物の意匠を踏襲した建物が建っていますが、もとの建物のテラコッタは現在の建物の横に保存されています。(現在のビルと、保存テラコッタ)
竣工当時は、地階から3階に加島銀行本店、4階に廣岡合名会社、5階から6階に大同生命保険、7階から8階に貸室、9階に倶楽部室と屋上庭園があったそうです。

    
名称大同生命ビル
設計者ヴォーリズ建築事務所
施工者竹中工務店
建築年1925(大正14)年
構造鉄筋鉄骨コンクリート造 地上8階 地下1階
所在地大阪市西区土佐堀通1丁目1
(現在地:大阪市西区江戸堀1-2-1)
備考日本近代建築総覧No.33335
建築雑誌第39輯477號(1925.12)


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