宇治電ビルディング



(2012年5月撮影)


1906年に設立された宇治川電気(宇治電)は、淀川上流(宇治川)に宇治発電所を建設した電力会社で、関西電力の前身のひとつです。
このビルは、1937年から宇治川電気の本社ビルとして使用され、1951年に関西電力となった後も1960年まで関西電力本社ビルとして使用されていました。
建物正面左右の「雷雲が雨を呼び、水満ちて電球を手にする女神」をモチーフとしたテラコッタが素晴らしいビルでした。
2012年頃に建替のため惜しくも解体されました。写真は解体直前の写真です。

    
名称宇治電ビルディング
設計者長谷部竹腰建築事務所
建築年1937(昭和12)年
構造鉄骨鉄筋コンクリート造 地上8階、地下1階
所在地大阪市北区西天満4丁目8
備考近代大阪の建築No.605
近代建築ガイドブック[関西編]p46


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