大阪市交通局の1998年度決算
(99.9.23産経,読売,毎日,朝日,日経など)

 大阪市交通局は1999年9月22日、1998年度の決算を発表した。
 1997年7月の運賃値上げ効果で乗客収入は増え、前年度より収支は50億円改善したが、不況の影響で乗車人員の減少が止まらず、190億円の赤字を計上し、累積赤字額は2818億円の過去最高となった。
 決算の概要は次のとおり。

  ○経常収支
   ・収益 1,754億円
   ・費用 1,938億円
  ○年間赤字額 190億2,000万円(前年度比49億5,600万円減)
   ・地下鉄・ニュートラム 約184億3,300万円(前年度比51億1,500万円減)
   ・バス         約5億8,600万円(前年度比1億5,800万円増)
  ○累積赤字額 2,818億700万円


  ●地下鉄・ニュートラム
   ・一日あたり地下鉄・ニュートラムの乗車人員 262万人(前年度比2.7%減)
   ・一日あたり乗客収入 4億3,000万円(前年度比0.3%増)
   ・路線別経常収支比率(100円の費用でいくらの収益があるかを表す)
     経常収支比率=(営業収益+営業外収益)/(営業費用+営業外費用)×100
      全線平均 89.4
       御堂筋線 151.9=唯一の黒字

  ●バス
   ・一日あたり乗車人員 29万9,000人(前年度比2.1%減)
   ・一日あたり乗客収入 4,500万円(前年度比1.1%減)


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