市営バスの歌


 大正末期〜昭和初期の頃、民間バス(通称・青バス)が既に旧市内で営業していたため、乗客密度の高い市内幹線道路での市営バスの営業許可はなかなか認められませんでした。
 そしてついに、昭和4年8月28日に堺筋・南北線乗り入れが運転車両制限付きで許可されたことにより、同9月25日に念願の市営バスの市の幹線道路への乗り入れが実現しました。その時に登場した、銀色の新造バス(通称「銀バス」)を讃えて当時の電気局長平塚米次郎氏が作詞した「銀バス行進曲」をご紹介します。ちなみにこの方は、「大阪地下鉄行進曲」「大阪地下鉄小唄」も作詞されています。

銀バス行進曲
作詞:平塚米次郎 (曲は道頓堀行進曲)
一、永い月日の思いがとどき 晴れて通ふや銀のバス
     (テナモンジャナイカナイカ 白銀バスよ)
二、粋な姿の銀バス通ふ 街もひとしほ堺筋
     (テナモンジャナイカナイカ 白銀バスよ)
三、秋のおとずれ南北線に 通いそめたる銀のバス
     (テナモンジャナイカナイカ 白銀バスよ)
四、乙女おもわすあの銀バスに 心ひかるる市の人
     (テナモンジャナイカナイカ 白銀バスよ)
五、色もさやかな白銀バスの 窓にゆかしき乗馬服
     (テナモンジャナイカナイカ 白銀バスよ)

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