普通乗車券のいろいろ

 自動券売機から出てくる普通乗車券は、みなさんご存知のとおり縦3p、横5.7pの長方形をしています。
 しかし、現金で買う場合、レインボーカードで買う場合、回数券で引き替える場合などによって、よくみると微妙なちがいがあります。
 使用する分にはどれでも同じですので「どうでもいいこと」といえばそのとおりなのですが、その違いについて簡単にまとめてみました。

 なおお断りしておきますが、このページの普通乗車券は、記念に購入したものを除き、すべて、発駅から私の定期券の有効な区間(扇町−[堺筋線]−南森町−[谷町線]−東梅田・梅田−[御堂筋線]−天王寺)まで購入したものです。


○現金で購入した場合

ごく普通に現金で購入した場合の普通乗車券です。

○レインボーカードで購入した場合

レインボーカードで購入した場合です。下の中央部に「カ」のマークがあります。カードに現金を足して購入した場合も、このマークがでてきます。

○回数券で引き替えた場合

回数券を自動券売機で普通乗車券に引き替えた場合です。下の中央部に白抜きで「回」のマークがあります。

○「料金改定後の旧料金で購入した回数券」引き替えた場合

1997年7月1日に交通局では料金改定を行いましたが、それ以前に購入した回数券は料金改定後も有効期限内なら料金を追加せずに使うことができました。例えば、6月30日までに購入した旧1区(180円)の回数券は、9月30日まで新1区(200円)でもそのまま通用しました。
この期間内に、自動券売機で普通乗車券に引き替えた場合には、下の中央部に白抜きで「回」のマークとともに、発駅の(この場合は「都島」)の文字の左横に「★」マークと下側に[原1区]との文字が出ていました。推測ですが、これは「旧料金で乗られた分を区別しておこう」との意図があったものと思われます。

○1区特別回数券で引き替えた場合

1区特別回数券(2000円で1区200円が12回分乗れる回数券)を自動券売機で普通乗車券に引き替えた場合です。下の中央部に白抜きで「特回」のマークがあります。

○小児券の場合

小児券の場合です。下の中央部に白抜きで大きく「小」のマークがあります。(ちなみに、この日が「9.9.9」ということで購入しました)

○長い駅名の場合

「大阪ドーム前千代崎」「四天王寺前夕陽ヶ丘」「西中島南方」「天神橋筋六丁目」など、なが〜い駅名発の普通乗車券です。
 どの券も、そのスペース内に納めるのに苦労した跡がうかがえますね。

○「ニュートラムマーク」入り

 いずれも、中ふ頭駅で購入した普通乗車券です。左上のマークに注目してください。使用した券売機によって「ニュートラムマーク」のものと「地下鉄マーク」のものがあるようです。
 ちなみに、下側の「9.10.19」のきっぷは、ニュートラムがOTSとの試験運転のため運休した日に記念に購入したものです。


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