三越大阪店(三越呉服店大阪支店)



(西館/1980年頃撮影・富川コレクションより)
(南館/2005年撮影)
北浜の堺筋沿いにあった大阪唯一の三越でした。
まず西館(1917年)が、次に東館(1920年)が建てられ、 両館は一体化して間には中央階段と吹抜け空間が設けられました。
その後、南館(1930年)が増築され、全館が完成しました。
阪神・淡路大震災(1995年)により旧館(西館・東館)が損傷して建替えられ、 2005年5月の閉店に伴い南館も姿を消しました。
なお、「南館」の建築年について、日本近代建築総覧には「南館S8」、近代建築ガイドブック[関西版]」には「3期 昭和8年」 とありますが、三越大阪店で開催された「大阪三越開設315年 大阪三越の歴史展(2005年)」において「1930 昭和5年 大阪三越増床成る」 とありましたので、「昭和5(1930)年」としました。

  
名称三越大阪店(三越呉服店大阪支店)
設計者横河工務所
建築年大正6(1917)年(西館)、大正9(1920)年(東館)、昭和5(1930)年(南館)
構造鉄骨鉄筋コンクリート造8階、地下1階
所在地大阪市東区高麗橋2丁目62
(現:大阪市中央区高麗橋1丁目7)
備考日本近代建築総覧No.33183


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